2019年12月27日で、ANAマイルを貯めるのに大活躍であった「ソラチカカード」(ANA To Me CARD PASMO JCB)を使ったソラチカルートは完全終了になります。
ソラチカカードは、陸マイラーにとってもう「最優先カード」ではなくなりました。
こちらの記事では、
- ソラチカルートの最新情報
- ソラチカに代わるルートと具体的にやるべきこと
- 既存のソラチカカードをどうするか?
- 新規で作るメリットはあるか?
ということについてお話しします!
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ソラチカルート改悪の概要
2019年9月にLINE株式会社より、LINEポイントの交換に関するサービス変更のお知らせがありました。
要点としましては、「2019年12月でLINEポイントからメトロポイントも交換不可に」ということです。
今までのソラチカルートをおさらい
2018年4月にも一度ソラチカルートは改悪になっていましたが、それを受けて2019年まで使えたルートは以下の通りになっていました。
- ハピタスやモッピー等のポイントサイトで貯めた「ポイント」を「Gポイント」に交換(上の図では省略)
- 「Gポイント」から「LINEポイント」へ等倍で交換。
- 「LINEポイント」から「メトロポイント」へは90%で交換可能。
- 「メトロポイント」から「ANAマイルへ」の交換も90%のレートで可能。
これらのしくみによって、各種ポイントサイトのポイントやGポイント、LINEポイントから「ANAマイル」は81%のレートで交換できたことになります。
なぜソラチカルートは閉鎖なのか?
LINEポイント側のサービスの提供元が変わった影響で、交換先が大きく減りました。
その結果、「LINEポイント」から「メトロポイント」へ交換することが不可能になりました。
つまり、川の流れで言う上流がせき止められてしまったのですね。
メトロポイントへこれほどのレートで交換する方法はもう存在しないため、ソラチカルートは完全終了となります。
代替案:これからのANAマイルの貯め方は「TOKYUルート」一択
では改悪した後でも、ANAマイルを効率よく貯める時に利用すべきルートを考えてみましょう。
これからのANAマイラーにとって選ぶべきは「ANA東急カード」(ANA TOKYU POINT ClubQ PASMOマスターカード)を利用した「TOKYUルート」です。
TOKYUポイントからANAマイルは直接75%のレートで約1週間で交換できるので、ソラチカルートよりも簡単かつスピーディーに交換することができます!
- ハピタスやモッピー等の各種ポイントサイトで貯めた「ポイント」を「ドットマネー」に交換。
- 「ドットマネー」から「TOKYUポイント」へは等倍交換。(毎月1日~15日申請分は当月下旬頃、16日~末日申請分は翌月中旬頃に移行完了。)
- 「TOKYUポイント」から「ANAマイル」へ75%で交換。(1週間程度)
ソラチカと比べて良くなった点
ソラチカルートが閉鎖されて悲しむ声は多いですが、必ずしもTOKYUルートが劣っているとは思いません。
利点1:交換がスピーディーになった
ソラチカルートでは、「LINEポイント」と「メトロポイント」という2つを経由していました。このためトータルの期間として2ヶ月が必要で あり、さらに交換の作業やスケジュールの把握が大変だったりいう面倒さがありました。
しかしTOKYUルートは間に挟むのが「TOKYUポイント」だけですので、最短2週間程度で交換可能となりました。
利点2:月ごとの交換上限値が上がった
従来ソラチカルートでは月18,000ANAマイルだった月の上限は、TOKYUルートでは、月の交換上限が75,000ANAマイルになりました。
これは、「ドットマネー」から「TOKYUポイント」への交換が月間100,000ポイントまでという条件であるためです。
(「TOKYUポイント」から「ANAマイル」への交換上限はありません。)
これで必要な時に一気にマイルに交換できるという余裕が生まれたのは大きなメリットだと思います。
悪くなった点
TOKYUルートがソラチカルートに比べて悪い点は、当然交換比率が悪くなったことでしょう。
ソラチカルートでは81%で交換可能だった交換比率が、75%に落ちてしまったことです。
制度の改悪ばかりは仕方のないことであり、約6%多く貯めれば良いだけの話です。
ソラチカに変わる新しいルートである「TOKYUルート」に関する詳しいやり方は、こちらの記事でわかりやすく解説しています!
これからソラチカカードを新規で作る場合
ソラチカが廃止になった今、これからソラチカカードを発行しようとしていた人はどうすれば良いのか?
もしポイント→マイルと交換していく軸となる「ANA東急カード」を作っていないのであれば、そちらを優先して作るべきです。
というのも、ソラチカルートは閉鎖が確定しているルート。全く急いで作る必要がないカードになっているからです。
ただ、ソラチカカードは年会費以上にマイルが毎年もらえるという特典を忘れてはいけません!
ソラチカカードは、JCBのリボ払い制度である「スマリボ」に登録することで、年会費が810円に減額されるにも関わらず、毎年1000マイルを更新時にプレゼントしてくれます。
既に持っているソラチカカードはどうするべし?
では一方で、既存でソラチカカードを持っている&ルートを使っている人は、今回の改悪を受けてどうするべきなのでしょうか?
これに関して言えば、無理に解約する必要もないと思います。
というのも、先ほどの図を見てもらうとわかりましたが、「メトロポイント」から「ANAマイル」への交換は今まで通り継続します。
つまり2019年12月までに「LINEポイント」から「メトロポイント」に変えておけば、ルート終了後も今までのレートで変わらずにひっそりとANAマイルに交換する事はできます。
さらに東京付近に在住で、普通に東京メトロでPASMOして使っているのであれば、そこで貯まったメトロポイントもマイルに交換できます。
つまり既にソラチカカードを持っている人がやっておくべきことは、
以上が必要だと思います。
ルート閉鎖に落ち込むよりもポイントの貯め方を見直そう!
今回のソラチカルートの閉鎖はマイルを貯めてきた私からすると、別に驚くことではないと思っています。
というのも、今回のソラチカルートと入れ替わるように、「TOKYUルート」が2019年6月から登場していますし、何も変わりません。
新しいANAマイルのルートである、「TOKYUルート」もがっつり理解しておきましょう!