あなたは「京都大学カード」というクレジットカードをご存知でしょうか?
名前だけを聞くと、あの名門国立大学の「京都大学」の生徒や卒業生しか持てなさそうな強そうなイメージでしょう。
実はこのカード、京都大学の在籍・卒業に関係なく誰でも作ることができるのです!
そして年会費が無料なのに、持っていると意外な特典が受けられます。
今回の記事では、ほとんど知られていない「京都大学カード」の知られざる魅力やメリットと、実際に発行してみた様子をお伝えしたいと思います。
1. 京都大学カードとは
京都大学カードは、三井住友カードと京都大学の提携により生まれたクレジットカードです。
コンセプト:京大を支援するカード
京都大学カードのポイントは「利用した手数料が京都大学の活動に活用される」というところです。
手数料を京都大学基金として活用することを目的としているため、「京都大学を支援したい」という気持ちを持っていれば誰でも発行できるわけです。
東京大学出身者しか作れない「赤門カード」や阪大関係者しか作れない「大阪大学カード」とは大きく違うポイントと言えるでしょう。
2. 私たちが作るメリット
実際に京都大学を支援したいという熱い思いをお持ちの方はごく少数だと思います…。
そこで、支援という点以外に、このカードを作ることで私たちが実際に受けられるメリットを紹介します。
メリット① 年会費無料なのに京都や奈良の様々な施設が割引
私たちが京都大学カードを作る一番大きなメリットは、京都や奈良の観光がお得になる点でしょう。
特典はいくつかあるのですが、この中でも私が特に気になった施設をご紹介します。
漢字ミュージアム←団体料金割引
2016年に出来たばかりで新しい京都名所の一つとなっている「漢字ミュージアム」は、京都大学カード提示で入館料が割引になります。
私たちが当然のように文字として触れている「漢字」を違う視点で楽しめる注目スポットですね。
京都大学総合博物館←入館無料
京都大学に併設されている「京都大学総合博物館」も当然特典の対象となっております。
昆虫、動物などの生物学、工学、自然、歴史などの多岐にわたり広く展示されていて、大学の博物館の中ではトップクラスに面白いと思います。
奈良国立博物館←団体料金割引
仏像ファンの聖地とも言える、「奈良国立博物館」も京都大学カードなら割引になります。
中には100体以上の仏像が並び、国の重要文化財などの貴重な展示も多々あります。
中では無料のツアーなども開催されていますので、仏像に馴染みがない人でも楽しく触れられますね。
これらの施設の他にも水族館や料理店での割引もあり、他のカードにはないような特典が無料のカードで受けられるのが、京都大学カードの魅力と言えるでしょう。
メリット② 京都三大祭の観覧チケットが当たる!
京都には祭りが数多くありますが、「葵祭」(5月)、「祇園祭」(7月)、「時代祭」(10月)を合わせて「京都三大祭」といい、たくさんの観光客が訪れる大人気イベントとなっています。
京都大学カードのHPでは、京都大学カード保有者限定で各祭の特別観覧席のチケットが当たる抽選が実施されました。
今は世界的な観光地である京都で、これらのお祭りを良い席から観覧できる機会は大変貴重と言えます。
作るメリット③ なんかカッコ良い
知らない人からすれば京都大学カードは「京大出身の人しか持てない特別なイメージ」に包まれています。
是非合コンなどのネタとして使えば、一時的な魔法をかけられること間違いなし(?)です。
ただし、当然ですが悪用して学歴詐称をしてはいけません。調べたら一瞬でバレてしまいます(笑)。
3. 京都大学カードのスペックや条件
では具体的なカードのスペックや条件等を軽くチェックしてみます。
カードの種類
京都大学カードには、一般カードの「クラシックカード」と上位カードの「ゴールドカード」があります。
ゴールドカードの方は、ゴールドカード特有の充実した保険や空港ラウンジの利用可能などの特典はありますが、京都大学カード特有の特典に違いは全くありません。
年会費は?
京都大学カードの本来の年会費は、クラシックカードで1250円(税抜)、ゴールドカードで10000円(税抜き)となっています。
ただ、三井住友カードのサービスであるマイ・ペイすリボへ登録することで年会費が割引になり、クラシックカードは無料になります!
- クラシックカード:1250円→無料!
- ゴールドカード:10000円→4000円(+税)
上で紹介した特典は無料のクラシックカードで全て受けられますので、作っておいて全く損がないカードです。
還元率は?
クラシックカードとゴールドカード共に基本ポイント還元率が0.5%と低いです。
また、Suicaなどの電子マネーチャージではポイントが貯まりません。
同時に申し込める電子マネーは?
京都大学カードにはコンビニなどで使える電子マネーの「iD」と、関西の交通系ICである「PiTaPa」を同時発行できます。
ただ、このカード自体の還元率が低いので、普段使いならもっと還元率が良いカードをお勧めします。
ブランドはVISAかMASTER
三井住友カードが発行しますので、ブランドはVISAかMasterCardのどちらかから選ぶことになります。
機能やスペックはどちらでも変わりません。
カードの審査や条件
クラシックカードの条件は「18歳以上(学生除く)」となっており、一般的なクレジットカード並みの審査基準と言えるでしょう。
過去にクレジットカードの長期間延滞を起こしたなどの金融事故がない限り、比較的作りやすいカードと言えます。
一方、ゴールドカードの条件は「原則として満30歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方」となっていますから、ある程度の安定収入等は必要となっています。
4. 実際にカードを作ってみた!
ではここからは、このサイトの管理人である私が「京都大学カード」を実際に作った様子をお届けします。
申し込みはWebからできる
京都大学カードの申し込みは全てWEBで完結します。
なお申し込み時に引き落とし口座の指定と口座振替も、ネットを通じてやっておくとスムーズに発行できます。
審査は2時間で完了
平日の午前11時半に申し込みを行いましたが、
なんと13時半には審査完了のメールが届きました。
審査時間はなんと1時間40分。とても迅速で高評価です。
4日後にカードが届く!
申し込みから4日後に、日本郵便でカードが届きました!
このカードの資料請求も同時に行なったのですが、なんと資料より先にカードが届きました…(笑)
入っている封筒は三井住友カードの一般的なものです。
そして、開けると…。
これが京都大学カードです!
このカードの利用額は50万円までのとのことでした。使う場面はほとんどないのですが…。
記念に、無駄に東京大学の学生証を出して、東西のコラボをやってみました。
iPhone利用者ならApple Payでも使える
ちなみに申し込み時にiDのカードを申し込まなくても、到着したクレジットカードをApple Payに登録することができます。
Apple Payに登録したら、きちんと京都大学の模様が出てきました笑。
ということで、以上が「東京大学出身者が無駄に京都大学カードを作ってみた」というネタでした。
5. さあ、あなたも作って「心は京都大学」に!
京都大学カードは、京都大学に関わりがあるかどうか関係なしに、関西地域を観光で訪れる際には持っておきたい隠れ良カードの1枚です。
是非あなたもカードを作って、京都大学気分を味わってみませんか?